ましゅまろ日和

妄想できず休憩中ですm(_ _)m

キカイダーREBOOT 感想

これ、まぢに頑張った映画じゃね?


みなさんこんばんは( ´ ▽ ` )ノ
本日は4日前に公開になったキカイダーREBOOT見てきました!
コラボ回での感想で
何で人形ちっくな顔にしたのか?
と不満を言いましたが、映画を見終わった時にはキカイダーの顔に違和感は残っていませんでした
無機質な人形ちっくなフェイスだからこそジローの心情が色濃く反映して見えさえしました!
例えるなら能面みたいな感じ?
あれも演じ方次第で泣き顔や笑い顔など様々な表情に見えますよね?
人形顔だからこその人間っぽさ
アクターさん達の素晴らしい演技、アクション、個人的にはかなりの良作だと思いました!
1時間50分は正直長かったですけど…(;-ω-)a゙

いつもどおり簡単なあらすじと感想いってみます
ここからは機械的に行こう🎵(←言ってみたかっただけw)



簡単なあらすじ

原発での作業員や介護などに活用する為のロボットを作るARKプロジェクトが推し進められる日本
そのプロジェクトの中心人物である光明寺博士は自ら作ったアンドロイドに心=良心回路を埋め込んだ
しかし、アンドロイドに心は要らないとするギルバート神崎は良心回路を否定し戦闘能力に特化したアンドロイド=マリを作り両者は激しく対立する
そんな時、光明寺博士が謎の事故死を遂げた
残された娘ミツコと幼い息子マサルを襲う正体不明の特殊部隊
絶体絶命の2人の前に現れたのは光明寺博士が作ったアンドロイドジローだった
やがてジローとミツコはアンドロイドと人間の壁を越え心を通わせ始めるのだが…


感想

ジロー役入江甚儀さんと、マリ役高橋メアリージュンさんのアンドロイド演技とアクションが素晴らしかった!
無表情に機械的に効率良く繰り出されるパンチやキック
間の取り方も人間臭さがない、次の手を計算している(んだろうなぁと感じられる)機械的な間の取り方で、目線一つにも機械っぽさを追求した演技だと感じた
40年前のTV版キカイダーはジローもサブローもマリも泥臭ささえ感じさせるほど人間っぽかったのに、今回のジローとマリは本当ロボットって感じ

機械的だったジローがミツコとマサルと触れ合い、徐々に人間的になっていく演技も良かった
感情を覚え変化していく表情
機械っぽさは残したまま感情が芽生えてゆくジローの変化の演技がとにかく秀逸
心の無いマリがどこまでも無表情で機械的だっただけにジローの微妙な変化が浮き彫りになっていたように思う
最初の戦闘と2回目の戦闘でのジローの違い、マリの変わらなさ
2人の対比がジローの変化を分かりやすくしていたように思う

ジローとマリの素面アクションが素晴らしかっただけに、今回はスーツアクションがちょこっと違和感
ハカイダーキカイダー(バトルモードはキカイダー、人間体はジローと区別した方が書きやすいかなw)のバトルは山場だし、見応えがあったけど、動きが人間臭さすぎたような…
ジローのアクションが機械的で素晴らしかっただけに、キカイダーになったとたんに機械っぽさが薄まるのがまず違和感
そして永徳さんの入っていたハカイダーの動きが滑らかすぎるのに更なる違和感
人間を捨て、より完璧な存在へと進化したはずのハカイダーが(完璧な機械となったことを得意げに語っていたのに)人間寄りになってしまったように感じられてかなりマイナスポイント
永徳さんのアクションはダイナミックで好きなんだけど、今回は上手いが故に滑らかになりすぎたよ〜な…
入江さんと高橋さんの機械演技が素晴らしかったから印象に残り過ぎたのかも


話自体は良く纏めたな!って感じ
かなり改変されているからTV版の頭で見ると???な所もあるけど、原作のテイストは残っていたし、人間とは、心とは、という完璧な正しい答えの無いテーマを掘り下げたり解釈を加えたりすることなく、に合わせて作られた話だったように感じた
石ノ森先生は凄いなぁ!
哲学とか、純文学みたいな小難しいテーマをヒーロー物の中に組み込んで娯楽作品にしちゃうんだから!

話の内容が無い、カタルシスが感じられないって感想もあったけど、キカイダーって答えが出ちゃいけない話なんじゃないかとか思ったり
もしくは答えを作品の中で描いちゃいけないっていうか…
上手く文章にできないんだけど、正解が無いから人間なんであって、誰かに教えて貰う答えは答えじゃないように思うんだよね…
絆の中で心を育てて、完璧じゃなくてもより良い人間になる為に毎日を生きる
そんな刹那的で流動的な人間の苦悩を書いているのが純文学であって、本来相容れない純文と娯楽作品を絶妙のバランスで混ぜこんだのがキカイダーなんじゃないかとましまろは思ったりしてるんだよね…
だから答えが無くても、爽快感無くてもOKですw


マサルくんも演技良かったなぁ
鶴見さんはアフレコまでカッコよす
服部さんがブンヤに?
前の旧ジロー=伴大介さんの変わらぬヒーローさに感激
とにかくアクションが凄い!重量感とスピード感溢れるアクションはX-MENレベルだぜ!


残念だったのは
サイドカーがな〜い(ノд-。)
マリがビジンダーにならな〜い…
ギルの笛が分かりずら〜い
ミツコさんがジローを治せな〜い

などなど羅列して気づいたけど、これ次回作用にわざと残しているんじゃね?
だったらさっさと続編お願いしますヾ(*ΦωΦ)ノ 

また早いうちにジローに会える日が来ることを祈念して今回の感想終わります

映画評論てきに☆をつけるなら☆4つ
予備知識なしでみた方が細かい変更事項に気を取られず楽しいかもしれませんので、まだキカイダーを見たことないかたも一度見てみてはいかがでしょうか?

CD付きパンフも買ったし、しばらくはスイッチオンがヘビロテになりそうです

それではまた…